3/17/2015

チャートアセンブル!【翻訳】

この記事は作者Jeromeさんの同意を得て翻訳したもので5つの一連の記事の5つ目です。
SOURCE: Charts, assemble!
1. ハロー、ダッシュボード!
2.Web時代のチャート
3.ダッシュボード vs データビジュアライゼーション
4.プロダクトとしてのダッシュボード
5.チャートアセンブル!

前回の記事から 、ダッシュボードは、特定の問題を解決するためのツールであることが分かっていただけたかと思います。これらはまた、個々のチャートとデータから構成されます。

情報を選択する

ダッシュボードが特定の目的に特化しているのは望ましいです。なぜなら、解決しようとしている問題があるからこそ「1.情報の取捨選択」、「2.優先順位付け」ができるからです。それはダッシュボードデザインの本質的な2つのタスクです。繰り返し言いますが、我々が持っているすべてのデータポイント表示する必要はありません。

これらの2つのタスクを行うのにユーザー調査は大変役立ちます。デザイナーとして、我々は正しいメトリックを選んだと思うかもしれませんがユーザーにきちんと響く必要があります。私達は比較的取得やすいデータだったり、自分たちにとってうなずけるデータを好む傾向があります(つまり楽をする)。しかしユーザーによって意味のあるデータはもっと複雑で洗練されていて、でもデータを集めるのが難しいものかもしれません。

以下はその実例です。

私がFacebookでAudience Insightsに携わっていた時、私達はマーケターのために、あるグループがFacebookの中である事に対してどのように興味を持つことが出来たか?、という理解をサポートするページをデザインしました。(リンク/スクリーンショットは、 Golden State Warriorのファンの例)。私たちはFacebookのユーザーを分類する主な方法の1つは、直近の4週間のうち、何日Facebookにいたか?ということです。それは、L28と呼ばれるメトリックでFacebookが人々を理解しているハイレベルのメトリックの1つです。私たちは、このページの最初のバージョンでそれをインテグレートしました。しかしそれはFacebookだけのユニークなメトリックではないにも関わらず(よくあるメトリックなのに)、ユーザーにとって有益なものではなく、もっと適切なメトリックよりも場所をとっていました。


その代わりに目前のタスクにもっと関連の高いメトリックを組みこみました。(ユーザーのアクティビティのプリズムを通してよりユーザーの感覚が得られるような)例えば、Warriorsのファンは一般的なFacebookユーザーに比べて、PCのみという人がかなり少ないです。彼らはアプリよりもモバイルwebでサイトをちら見する傾向があり、またAndroidを使っているユーザーが多いです。彼らはShare、Comment、Likeなどでよりアクティブに行動しています。(訳者注:グレーのエリアが一般的なFacebookユーザー)

情報ハイラルキー

情報が選択され、どの情報が他よりも大事か分かれば、それをビジュアルに表現することができます。ここでは、いくつかのチョイスを紹介します。

いくつかのメトリックスを他の物より上部に、もしくは大きく表示します

ハイラルキーと優先順位付けのことを考えればこれは当然のことと言えるでしょう。一般的にユーザーに覚えてほしい最も重要なことを表す1〜3の変数を考えましょう。もし、3つ以上思いつくのであれば、タスクを精査し、そのタスクを2つに分割する必要があります。

変数の残りの部分はこれらのスーパーハイレベルのメトリックをサポートします。ここでも、典型的な状況では、(3以上は再考する余地があります)最大3つのレベルを思い付くことができます。一部のメトリックは、ハイレベルのメトリックをサポートすることができます(すなわち、異なる角度でそれらを表示したり、それらを説明します)と、いくつかの測定基準は、順番にそれらをサポートすることができます。

一緒にいくつかのメトリックを一緒に表示する

Stephenはダッシュボードは1ページにフィットすべきと主張しています。ダッシュボードの美徳は情報を一緒に表示することだからです。しかし、モダンなWebの柔軟性、モバイルの制約を考慮するとこれは絶対的ではないでしょう。しかし、複数の変数を同時に見ることは価値があることもあるというのもまた事実です。そういう意味で、cssのfixedを用いて、常に画面上に表示する要素を持つことも意味があると思います。

いくつかのメトリックを2つ目のカードに(マウスオーバー、ポップアップ、またはドリルダウンビュー)

情報のハイラルキーは、単に重要な情報を格上げするということではありません。情報の格下げもまた重要です。インタラクティブなダッシュボードの素晴らしいところは、そのための多くのメカニズムがあることです。一部の情報は、「オンデマンド用の詳細」として保持し、必要なときにのみ表示することができます。

データに与えるフォームを見つけ出す

あなたはデータを持っています。それはおそらく、時間とともに変化する(そしてヒストリーデータもあるでしょう)。そしてそれはいかに重要であるかもご存知のとおりです。

静的数値として表す(そして、さらに、その数値の精度を調整する)ことができ、または時系列として(すなわち、折れ線チャート、エリアチャート、棒チャートなど)、またはその両方も可です。

答えるためのキーとなる質問は最新の図表に対して、ヒストリー全体とある時間の中で変化したメトリックのどちらが重要で関連性があるか?ということです。もし、ヒストリーが常に重要、もしくはいかなる文脈においても害がないと思っているのであれば、もう一度考えてください、その重要性が明確に証明されない限り、それはただの要約されたビジュアルエレメントですし、誤解されやすいものでもあります。たとえそれはちいさなスパークラインでも、です。(訳者注:時系列のヒストリーをただ出せばよいというものではなく(ダッシュボードらしくはみえるけれども)、その変化に意味がないのであれば出す必要はないということです)


これは私がFacebookで関わった適切なハイラルキー構造を適用した別の例です。

Page InsightsはFacebook PageにおけるGoogle Analyticsのようなものです。当然のことながら、左上に置くメトリックは、Page Likesです。全体のポイントは、人々に何がすの数字に影響を与えたか、どのように成長したかを理解させることです。2つのハイレベルのメトリックが右側のカードの同じ列に表示されています。Post Reach for the week(今週、このFacebook Pageからコンテンツ見ている人の数)とEngagement(コンテンツにアクションした人々の数 - Like、Comment、Share、クリックなど)です。

The number of new Page Likesはラインチャートと数字の両方で表示されており、レベル2のメトリックの例です。それはトップメトリックであるTotal Page Likesをサポートしてます。折れ線グラフはメトリックレベル3のメトリックとして表示されています。それは今週のものと比較されており、それにより先週は良い週であったことを理解するのを助けてくれます。

点をつなげる

最終的には、ダッシュボードはチャートの集合以上のものです。これは、アンサンブルともいえます:チャートとデータが秩序と構造によって全体として順序と構造で、全体として消費されることを意味します。一緒に表示されているチャートは一緒に見られるべきです。そのように得られた情報は、ただ並べた情報よりもはるかに有用なはずです。

Linkingは与えられたチャートのエレメントを他のチャートの影響と共に強調表示するためのコンセプトです。一般的な使用例は、一特定の時点についてのデータを見て、関連するチャートでのその時点の値を参照することです。以下に例を示します。


この例では両方のグラフが同じx軸を共有することは、linkingしなくとも容易にも両方のグラフの形状を比較することを可能にしています。

各変数には、それぞれののチャート上にある必要はありません。変数は、お互いの暗黙的なリレーションを持つことができます。それらを一緒ににすることで、明示的な関係を示すことが出来るかもしれません。ここで正しいチャートを選択することによって明らかになる興味深い変数や変数の属性の関係性があります。

  • 1つの変数はつねに他の物より大きいことがありえます、なぜならその2つ目は1つ目のサブセットのデータだからである。ここではそのいくつかの例を示します:
  1. ウェブサイト上の訪問先週の数は常にユニークユーザー数より大きくなる
  2. 来場者数は常に初めての訪問者数より大きくなる
  3. ある期間にわたって注文の累積数は、 常に 、同じ期間にわたる毎日の数よりも大きくなる
  4. ユーザーがブラウザを開いている時間は彼らが積極的にサイトとの対話に費やす時間よりも大きくなる
ここで興味深いのは、これらの関係が経験則からいえることではなく、定義として正しいということです。また、同じ単位で表されるメトリックだと、ほとんどの場合、同程度の大きさを持つので、それらは同じグラフ上に表示することができます。当てはまる場合、一緒に表示することで、いかに同じように変動したか、もしくはしてないかを示すことができます。
  • 1つの変数はさほど重要でない2つの変数の和である可能性があります:
下の例では、さらに一歩進み、1つの変数は他の2つの変数の和 - 1つの変数という例を示しています。
ここで、前日との差として正味の数量としてのLike数を見ることが出来ます。人々がよりLikeするような2つの要因があります。Paid likes(ユーザーは広告みて、興味をもちLikeする)もしくはオーガニックlikes(ユーザーはページを訪問してLikeする)。最終的にユーザーはLikeをやめることもあります。

正味のLike数 = オーガニックLike数 + paid like数 - unlike数

 我々が、オーガニックLike数 + paid like数を分けた理由はFacebook Adが良いコンテンツの効果を増幅することができることを示したかったからです。視覚的には、それを残りの最も上のレイヤーに配置しました。(あなたのダッシュボードは、中立的である必要はありません。)もしそればあなたのプロダクト、会社、チーム等が提供しようとするものを示すのであれば、それをデモする機会があるのであれば、気にせずやってください。正の変数とは対照的に、負の数としてunlikesを示すことによって、我々は視覚的な読みやすく、整頓された状態を保つことができます(予測できないことになる)ユーザは、すべてのこれらの変数の視覚的な組み合わせを行うことができます。ちなみにこのチャートはページの典型的なダイナミックなページの動きを見ることができます。新しいコンテンツは新規のユーザーのピークにつながりますが、同時に何人かのユーザーのunlikeを引き起こします。


  • ある変数は常に増加している可能性があります:
そうである場合、以下の方法も選択肢の1つです。もし変数が常に増えている(例:累積収入)のであれば、実際の数字ではなく成長率を使うことが出来ます。そうでないと、軸の単位を時間に沿って変えていく必要がでてきます。(もし1日の売上が1億円前後であれば、10億円まであれば1週間には十分ですが、月、年単位では不十分です、一方で成長率であれば、長い期間での一貫した軸を持つことができます)変数(例:株価)は常に正であれば、y軸はは0からスタートできるし、チャートのネガティブ領域を利用すれば任意の正の値から始めることもできます。

反対に、変数が変化していないからといって、それが意味のない情報というわけではありません。変更がないということはシステムの健全性の兆候である可能性があります。だから、変化がないことは、メッセージのメッセージがないということではないのです。

プロダクトとしてのダッシュボード【翻訳】

この記事は作者Jeromeさんの同意を得て翻訳したもので5つの一連の記事の4つ目です。
SOURCE: Dashboards as products
1. ハロー、ダッシュボード!
2.Web時代のチャート
3.ダッシュボード vs データビジュアライゼーション
4.プロダクトとしてのダッシュボード
5.チャートアセンブル!

前回の記事 でダッシュボードが以下のものとは違うことを説明しました。

  • ビジュアルデザインのエクササイズ
  • データビジュアライゼーションのエクササイズ
言葉を変えれば、「表示できるからとりあえず表示しよう」というのはダッシュボードデザインや幅広い意味でとらえたビジュアライゼーションとして、冴えないマントラ(主義)です。

ユーザーのために

ダッシュボードはプロダクトでなければならないというのは冗長に感じるかもしれません。だってダッシュボードは既にプロダクトなのですから。しかし厳密に言えばプロダクトはユーザーの問題うを包括的なプロセスの結果です。研究、概念、探査、実装とテストを含むプロセスです。(詳しくはProduct Designを読んでください)

最も重要なのは、ユーザーのニーズを最初におくことです。つまり、ダッシュボードをプロダクトして扱うことはダッシュボードはユーザーの次に大事ということです。

素晴らしいダッシュボードを作成することはある意味パラドックスです。
そのフレーズでググれば、
といったものが出てきますが、これらは本当のダッシュボードではありません。 (ヴィジュアルデザインの例としてはもちろん素晴らしいのですが)

結局のところ、 ダッシュボードそのものはどうでもよいのです。ダッシュボードをデザインするときに、誰かがあなたが美しくデザインしたダッシュボードを毎日1時間以上眺めるということを考えることは、あなたにとってうれしいことでしょう、しかそ実際だれがそれをするでしょうか?既に忙しい一日の中にただ情報を見るというだけのタスクを追加したい人はいないでしょう。そういった妄想は辞めるべきです。

その代わりに、目前のタスクにフォーカスしましょう​。ユーザーがデータとインサイトから達成しようとするタスクは何でしょうか?

目前のタスクとは?

もし、あなたが毎週の会議で何かを見せるとか、ハイレベルのダッシュボード作ると考え始めたのであれば、私はもっと深く考えることをおすすめします。ダッシュボードそのものは目的ではありません、何のためのダッシュボードなのか?ということが重要です。

では、「我々が持っているデータのショーケース」というのは?、まだいまいちです。それではまだ十分ではありません。ダッシュボードを始めるのに「データ」からスタートするのは良いアイディアではありません。それにはいくつかの理由があります。それをやってしまうと、いまあるデータにしか目がいかなくなってしまいます。しかし、そのデータはその生の状態ではユーザにとって有用でないかもしれません。有用なことを行っていないこと。
逆にいうと、すべてのデータをダッシュボードに表示したいという誘惑にかられるでしょうが、それらの追加された情報はむしろ理解するのを難しくし最終的には有害なものになるでしょう。最も重要な事は、もしあなたがユーザがデータを元に何を成し遂げたいかということを知らないのであれば、ダッシュボードのデザインの重要なポイントである優先順位を付け、整理することができないということです。

最後に -「インサイトを発見する」も不適切です、これはタスクではありません。ダッシュボードは、特定の目的のためにデータを提示するキュレーション方法と言えます。不特定、多目的分析探査ツールではないのです。つまり、ダッシュボードは、特定の定式化された問題に答えるものなのです。そのようにデザインされている限り、そのダッシュボードは可能な限り最善の形で提示してくれるでしょう。探査やアドホックな分析はエンドユーザーではなくアナリストやデータサイエンティスト向けにより向いていると言えるでしょう。

以下はタスクの参考例です。
  • 物事が上手くいっているということをチェックしてください、つまりどこにも防ぐことのできる災害がないということをチェックしましょう。例:ウェブサイトはアップしており、訪問数も想定通りである。
  • 特にプロセスが期待される方法で完了したことをチェックしてください。例:すべての支払いが終わりました。
  • 何かがうまくいかない場合は、 トラブルシューティングをしましょう-可能性の高い原因を見つけることです。例:私たちは、重要な製品が品切れになったたえ、売上高はダウンした。注文し今回の問題を解消し、次回は次はちゃんと在庫するようにしてください。
  • タクティカルな意思決定をサポートしましょう。例:ここに新製品の売上があり、ここにコストがある。そして我々は売り続けるべきか辞めるべきか?
  • どこにリソースを割り当てるか決めましょう。例:私たちは3つのバリエーションのプロダクトをローンチしました。1つは他の2つに比べて極めて良い結果をだしているので、それを後押しするために広告キャンペーンを打とう。
  • より良い複雑なシステムを考えてみましょう。例:ページ間のユーザーフローはどこでユーザーがドロップアウトしたか、もしくはどのレイアウトが効果的かを示すことが出来る。
このリストは、これだけやればいいというものではありません。しかし目前の問題からきちんと考えることは、とりあえず何かビジュアライズでもしておくか、というよりははるかに有用です。

次の記事で実際にこれをどうやるかを説明します。: チャートアセンブル!

ダッシュボード vs データビジュアライゼーション【翻訳】

この記事は作者Jeromeさんの同意を得て翻訳したもので5つの一連の記事の3つ目です。
SOURCE: Dashboards versus data visualization
1. ハロー、ダッシュボード!
2.Web時代のチャート
3.ダッシュボード vs データビジュアライゼーション
4.プロダクトとしてのダッシュボード
5.チャートアセンブル!

ダッシュボードは究極のデータビジュアライゼーション

最近のInformation is Beautiful 2014 awardsで 、インフォグラフィックスとデータビジュアライゼーションのカテゴリを見つけました。私の解釈によれば、インフォグラフィックスは静的でデータビジュアライゼーションはデータから生成される動的なものという区分けのようでした。ただし、その呼び物のデータビジュアライゼーションプロジェクトの全ては、1回限りのデータセットを使っているだけでした。ですので、可視化の美しさは定のデータセットの特性に依存しています。逆に言えば特定のデータに依存しているので汎用性がありません。

これとは対照的に、私が取り組んでいるダッシュボードは、ライブ、リアルタイムのデータストリームに関するものです。データなどのようなものであれ、きちんと表示する必要があります(少なくとも機能的には)前回説明したGoogleの株価チャートは変動しやすい株、安定した株、指標、貨幣などどのようなデータがきてもきちんと動く必要があります。

もし、あなたにとってインフォグラフィックスとデータビジュアライゼーションの違いが理解できるのであれば、ダッシュボードがデータビジュアライゼーションとは違うところに位置していることが理解できると思います。ダッシュボードはデータから生成されてあるというだけでなく、リアルタイムに、そしてどのようなデータが来ても正しく機能することが求められます。(訳者注:特定のデータに最適化されたぱっと見きれいなデータビジュアライゼーションは多々あるが、それはダッシュボードとしては不十分であるといっているのだと思います)

ダッシュボードの問題は、データビジュアライゼーションの問題ではない

データビジュアライゼーションはデータを提示したり分析するための優れたツールやテクニックを提供します。データビジュアライゼーションに特化したライブラリや言語を使用すると、大概のことはできると言えるでしょう。多くの成功したビジュアライゼーションでは、完全に新しいフォームを作り出し、もしくは、既存のフォームであったとしても、観点に合わせて、非常に細かくフォームを制御します。新しいフォームを発明しなくても、多くのすでに作られたものを利用するころができます。そして比較的webでは簡単です(Excelはそうでもないですが) ツリーマップフォースダイレクトグラフと他のノードリンクダイアグラムコードダイアグラムツリーバブルチャートなどが挙げられます。古き良き地理マップもよいです。多くの場合、あまりにも入り組んだものや高度なフォームは良いアイディアではありません。

2014年11月中旬までは、Google Analyticsでは、モーションチャートを使うことが出来ました。


これは、全ての問題を釘に見た立てて、すべてハンマーで打ち込むという典型的な例です。(訳者注:すべて無理やり解決しようとしているという意味?)幸いなことに、この機能は最新版からはなくなりました。


同様に、Twitterのフォロワーのダッシュボードに、ツリーマップは、ちょっとやり過ぎです。


そしておそらく一部のユーザには混乱を招きかねません。一方で、それはスペースの面では経済的であり、おそらくすべてのダッシュボードで機能します。私はこれを使うことはないですが、こういう判断がされたのは理解できます。

ダッシュボードは、ビジュアルデザインのエクササイズではない



これは私がPinterestで見つけたものです。ビジュアルデザインとしてよくデザインされていますし、スペースの使い方もよく、色、型、チャートもシンプルです。

しかし、実際のところこれの何が良いのでしょうか?私は何を得ることが出来、何のアクションを取ることができるのでしょうか?

私が、dribbleやBehanceで見つけたダッシュボードはほとんどがビジュアルデザインの参考に分類されます。おそらくほとんどの場合、 静的でリアルなデータは使っておらず、実際に使われているものはほとんどないでしょう。

ダッシュボードは、ダッシュボード自身の問題です

単なるビジュアルデザインの実践やインフォグラフィックスのテクニックでダッシュボードを作ることは出来ません。ダッシュボードは、最終的には、役にやつためにあり、特定の問題を解決するものなのです。

どうやって?:次の記事:プロダクトデザインとしてのダッシュボードで説明します。

Web時代のチャート【翻訳】

この記事は作者Jeromeさんの同意を得て翻訳したもので5つの一連の記事の2つ目です。
SOURCE: Charts in the age of the web
1. ハロー、ダッシュボード!
2.Web時代のチャート
3.ダッシュボード vs データビジュアライゼーション
4.プロダクトとしてのダッシュボード
5.チャートアセンブル!

2008年頃、私がOECDで働いていたとき、私の仕事の肩書はエディターでした。それは私がほとんど本の仕事に取り組んでいたことを示しています。私はチャートをデザインしていましたが、それは本の構成要素の1つとして見られていました。それはその時代としては当たり前のことでした。

ですので、私達はこんな感じのチャートを作っていました。

そして、それは最高でした(たぶん)!私たちはすべての過去のルールを尊重しました。いい感じのy軸を見てください!そしてすべてのカテゴリは、x軸上にあります。バーのサイズが順序付けられおり、どれが最大のまたは最小値を持っているかを確認するのは簡単です。そして、これらの素晴らしいグリッドラインで、値を調べることができます, 少なくとも大きさの順序を得るのは容易でしょう。

まあ、実際にやったことはExcelにスタイルを適用することだったのですが。

インタラクティブチャートVS印刷チャート

印刷チャートルールの起源

昔ながらのチャートのルールは(たくさんあります、詳しくはTufteもしくはStephen Fewに聞いてください皆が興味を引くような想定をいくつか設定することです。

まず1つ、チャートは値が容易に読み取れるようにしなければなりません(おおよその値だったとしても)。ですので、ラベルをもった軸やグリッドラインは有用なのです。また、値順に棒グラフを並べ替える理由もここにあります。このことを念頭に置くと、棒チャートまたはエリアチャートのような面を比較するチャートは、0から始めるのは理にかなっています。

次に、一度に全てのデータを表示するということです。私たちは、すべてのデータポイントが表現され、しかも読みやすいということを維持する必要があります。そしてどのデータセットを使うかきっぱりと決める必要があります。

同様にチャートの形式を決める必要があります。カテゴリを比較したい場合、棒チャートを選ぶことができます。また、時間の経過とともに進化を表示したい場合は折れ線チャートを選ぶことも出来ます。ユーザーに正確な値を知ってほしかったらテーブルビューを選ぶことができます。

ですので、テーブルビュー以外の形式が選ばれた場合は全てのデータポイントを表示することはできません、それは現実的ではありません。

このフレームワークでは、Tufteanコンセプトの土台となっている データ·インクで考えることは理にかなっていると思います:印刷で使うインクはデコーレーションでなくデータをエンコードするために使うべきである、というコンセプトです。

では今はどうだろう?




しかし、今日のWebやモバイルチャートの世界でも有効であるとは言えないでしょう。

Webチャートは、ユーザが指定したデータポイントの追加情報を取得できるような多くのメカニズムを持っています。モバイルではうまくいかないこともありますが、mouseoverで情報を更新することもできます。しかし、それは元々表示されているもの以上のものを得ることは間違いありません。正確な値を知りたい場合、単にチャートの形状からそれを推測する必要はありません。オンデマンドにそれを提供することができるのです。

例:Google Financeの株価チャート

Google Financeの株価チャートは、Webネイティブチャートの最も代表的な例の1つです。2006年以来、ニュースのコンテキストとともに、指定された株価を提供します。ビジュアルデザインそのものは、他のダッシュボード負けているかもしれませんが、だれでも見れる状態で提供されているという点で素晴らしい例です。ビジネスデータでこういったことはまれです。

このチャートは、グリッド線とラベルの軸を有しているが、それは正確な値を調べるのに十分ではありません。しかし、チャート上にマウスを移動すると、ユーザーはある時点で正確な値を読み取ることができます。青い点が表示され、左上隅で正確な値を得ることが出来ます。

日付ピッカー(チャートのタイムレンジをコントロールする)は最も一般的に使われるデータフィルタの1つです。 別の時間範囲を選択することにより、チャートは、データセットの異なるスライスを表現することができます。これは、データセットの全てが一度に表示される従来の印刷されたチャートとは対照的です。例えば、「6m」をクリックすることができ、最後の6ヶ月からのデータで処理されるのです。

複数の証券を比較すると、チャートは異なるモードでデータを表示するようになります。これは、同じデータであり、同じ画面と同じコンテキストで、しかしチャートそのものはは視覚的に非常に異なっています。

他にも2つの特徴的な機能があります。元データとなるデータ全てに左のカラムからリンクすることができます。また最初のスクリーンショットの文字と小さなフラグはクリック可能であり、関連するニュースを表すことができます。それらをクリックすると、右側の欄にその記事が強調表示されます。だから、より多くの情報を得ることが常に可能です。

それは何を変えるのでしょうか?

すべて、です。

参照や比較が困難なルールやベストプラクティスはもはや重要ではありません。チャート自体は、しかし読みやすい必要があります。パイチャートやドーナツチャートを使っても構いませんが、カテゴリが読めないほど多くないという前提においてのみです。

Webチャート、なおさらダッシュボードは、関連するデータのみを表示することにフォーカスすべきです。 そして有用度の高いものを見やすく表示するのです。繰り返しますが、それに対して印刷向けのチャートの基本は可能な限りのデータを表示することです。

どうやってこれをやるかは次の記事:ダッシュボード vs データビジュアライゼーションで取り上げます。

ハロー、ダッシュボード!【翻訳】

この記事は作者Jeromeさんの同意を得て翻訳したもので5つの一連の記事の1つ目です。
SOURCE: Dashboards ahoy!
1. ハロー、ダッシュボード!
2.Web時代のチャート
3.ダッシュボード vs データビジュアライゼーション
4.プロダクトとしてのダッシュボード
5.チャートアセンブル!

私はFacebookでもっぱらダッシュボードについて取り組んできました。具体的言えば、ビジネスユーザーに対して頻繁に更新されるデータをどのように最も効率的な方法で提示するか?ということです。そして本日、ダッシュボードについての一連のブログ記事/チュートリアルを始めようと思います。

なぜダッシュボード?

それは最もな質問です。ダッシュボードはまったくクールではないし、退屈なものです。D3、Canvas、Processingを使ったより高度なチュートリアルや新しいクールなビジュアライゼーションを作るほうが良いかもしれません(実際それもやるかもしれません)。

しかし、ダッシュボードへの関心はまさにそのクールではないことにあります。Stephen Few氏のInformation Dashboard Designの最初のパートでは彼が長年収集した残念なダッシュボードを多数見ることができます。(訳者注:リンク先のamazonのプレビューで実際にみれるのでぜひ見てみましょう)これらのダッシュボードのほとんどは、重大かつ明らかなな生産上の欠陥があります。しばしば3Dのカラムやパイチャートを使って無駄に派手だったり、そうでない場合はあまりにも文字通りのゲージやメーターのメタファを無駄につかっています。これは2000年代初頭の典型的なダッシュボードの1つです。


しかし、過去5年間で、これらの問題はだいぶ解決されてきたと言えます。Stephenの別のコンセプトグラフデザインIQという言葉を借りれば、そのIQはかなり上がってきたと言えるでしょう。チャートを作る人々は、ベストプラクティスがあることや、いわゆるExcelの棒チャート、折れ線チャート、パイチャートとは違った様々な形態がありえることを徐々に認識しています。またスクラッチからチャートを作る人は、よいチャートを作るには詳細に至るまで、1つ1つの細かい意思決定が必要であるということを知っています。Excelなどのソフトはデフォルト設定に頼ることもできますが、棒チャートか折れ線グラフということだけでなく、グリッドラインが必要かどうか、軸の書式、凡例となどといった細かい調整を行うことで、良いチャートとなるのです。こういった意思決定を行うことはチャートのクオリティを上げることに貢献します。また、タブローのような製品で(正直いってExcelのすべてのバージョンも)デフォルトの選択肢は、以前よりも着実に良くなっていると思います。

古いものは消えていくが、新しいものもやってくる

これらの古い問題は解決されたも同然ですが、ダッシュボードはクールであるとはまだ言いがたいです。なぜなら、新しい問題に悩まされているからです。

まず、 我々がずっとフォローしてきたチャートのルールとベストプラクティスは古い世界(印刷物)のために考えられたものであるということです。今日のWebやモバイルを考慮されて考えられたものではありません。このように、90年代のいくつかの勧告は、迷信で過去に追いやる必要があります。(data-ink ratio、あなたのことですよ)

次にダッシュボードのデザインについてですが、それはデータビジュアライゼーションの問題でもないし、ビジュアルデザインの問題でもありません(訳者注:原文ではUX/UIと言っていますが、ビジュアルデザインのことを指しているように見えたのでビジュアルデザインと訳しています)。つまり、デザイナー(訳者注:ビジュアルデザイナーのことを指していると思います)、もしくはデータビジュアライゼーションの専門家として教科書的な回答をしたとしても、どちらも最適なアプローチとはいえません。

半ば公然の秘密ですが、Product Thinkingを適用することが大切です。どのように人々は、ダッシュボードを使用するのだろうか?それはあなたが達成したい事へのガイドになるはずです。

最後に、正しいダッシュボードであるために本当に重要なことはダッシュボードは個々のチャートのコレクションではなく、1つのアンサンブルであるということです。ダッシュボードのコンポーネントは個別に考えられるべきではなく、お互いに調和すべきです。

これらのテーマはそれぞれ、個々の記事のテーマとなっています。
次の記事:Web時代のチャート

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1つ目は野良で見つけたクオリティ判断なしの完全なダッシュボードのサンプルです。

2つ目はデータビジュアライゼーション/ダッシュボードUIエレメントです。これはもっとチャート、ダッシュボードのパーツなど個々のエレメントにフォーカスしたボードになります。実際のところ、dribbleやbehanceなどのVisualDesignプラットフォームでみられるようなダッシュボードは本当のダッシュボードというよりは単なるチャートのコレクションのようなものです。ビジュアルデザインとしては悪くはないのですが。